車検でご入庫のウェイクです。
クーラーベルトとオルタネータベルト(ファンベルト)の交換をします。
まずは、オルタネータベルト(ファンベルト)上下の14のボルトを少し緩めアジャストボルトをゆるむ方向に回しベルトを外し、新しいベルトをかけます。かけたらアジャストボルトを締めこみテンションを与えていきます。ここで、音波式張力計の出番です。KFエンジンのウォーターポンプは異音が出やすいのでベルトの張りが緩すぎてもきつすぎてもいけません。
張力計で周波数を測定し張力に変換してもらい規定値を狙って締めこんでいきます。許容範囲に入ればOKです。最後にエアコンベルトをかけていきます。
エアコンベルトは、ストレッチベルトというタイプになっていて伸び縮みするベルトですので張力の調整は必要ありませんが、ベルトを掛けるときには治具がひつようになります。クランクプーリーに治具を設置しクランクを回しベルトを掛けていきます。以上でベルト交換の作業が終わりです。
熟練の感覚も必要ですが、時代に逆らわず文明の利器を使い規定値でベルト交換をさせてもらっています。